男28歳、結婚について父と語る
夕食の席で父と、結婚についての考え方を語り合いました。結局はお互い分かり合えないままお開きになってしまいましたが、その時わたしが語ったこと、疑問に思ったことを、28歳と9ヶ月時点の自分の考え方としてここに記録しておきます。
photo by 足成
はじめにお伝えしておきますが、今のわたしに結婚する気はまったくありません。相手がいないのはさておき、わざわざ結婚をする理由がわからないからです。そりゃあ、子どものこと、老後のこと、法律面、待遇面で大きく変わることくらいはわかっていますが、ここでは「他人同士が一緒に暮らす」ということだけに焦点を当てて考えたいと思います。
わたしだって好きな人くらいはいますし、ずっと一緒にいたいと思う気持ちはよくわかります。ただ、それならわざわざ結婚をしなくてもいいのではと思うのです。一緒にいたければいればいいし、実際にそのように長年連れ添っている方々もわたしは知っています。
結婚しようと思う唯一のキッカケは子どもができたときです。子どもが生まれるならば親となる2人は夫婦として「家族」という受け皿を用意しておくべきだと思います。だから、子どもができたのをキッカケに「結構しよう」と思うのは全然アリだと思うのですが、世間一般の常識ではこれは逆ですね。子どもができる前に結婚に踏み切る理由は何でしょう。けじめですか? 責任ですか? わかりません。
ここまで書いた内容、逆を言えば、別に結婚してもいいんじゃね、ということになりますね。それはわかってます。はじめに挙げたような金銭面、待遇面でメリットがあるなら結婚しない理由はなさそうにも思えます。
ただ、それでもやっぱり結婚したいという気持ちにならないのは、そういった社会面のメリットではなく、2人の感情面のメリットが知りたいからです。この疑問が解けるまで、なかなか結婚願望は生まれてこないような気がします。