Opus 1123

数学は、数IIBからがおもしろい

  • エッセイ

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責任者の意図かどうかわかりませんが、わたしの授業は小中学生が対象です。ですが、テスト前になってきますと高校の数学を教える機会も増えてきます。

なんだかんだ幅広い範囲で数学(算数)を教えているわけですが、やっぱり数学は数IIB以降からやっとおもしろくなると感じます。数学が苦手な子はおもしろくなる前に挫折してしまう。とても残念だと思います。

photo credit: agelakis via photopin cc

数IIBの目玉と言えば微積とベクトルですが、この範囲になってやっと他の科目との関わりが出てきて(特に物理)、「あぁ、数学ってこうやって役に立つんだ」と実感できるようになってきます。

もちろん、それまでの単元がまったく無関係かと言うとそんなことはなく、すべてが地続きになってるわけですが、二次関数の放物線が描けても、直感的にはそれが何の役に立つのかわからないわけです。意味のわからないことを学ばさせられている。これほど意欲を失うこともないでしょう。一方、ベクトルというと物理の速さや力の範囲でも出てきますし、感覚的に理解しやすい内容だと思います。また、ベクトルや複素数は、関数では考えにくい範囲(回転や空間図形)を補うポジションにあるので、裏技的な感じがして、一気にテンションが上ります。

そんな感じで、たまに高校生の数学を教えると楽しくってフィーバーしてしまうのですが、そのせいでかなり自己満な授業になってしまっていることが反省しなければなりません。ごめん。

    最後まで読んでいただき ありがとうございました。

    何か一言添えてシェアしていただけると幸いです。

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