Opus 1123

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コーチと指揮者の共通点は「音を出していないこと」

  • コーチング

TED benjamin zander

複数の音を重ねあわせ、美しいハーモニーを奏でるオーケストラ。そのなかで唯一、指揮者は音を出していません。では、指揮者の仕事とは何なのでしょう。

自身も指揮者として活躍する Benjamin Zander 氏はこう語ります。

He depends, for his power, on his ability to make other people powerful.
I realized my job was to awaken possibility in other people.

指揮者は自分のパワーを、他人を力づける能力に依存しています。
私は自分の仕事が他人の可能性を目覚めさせることだと気づいたのです。

他人を力づける。可能性を目覚めさせる。これはコーチングのアプローチとよく似ています。自らは音を出さず、相手の音を引き出すことに全力を尽くす。指揮者であってもコーチであっても、これが本来あるべき姿なのだと思います。

TED のなかで、わたしが一番好きな講演のひとつです。過去のエントリーもあわせてどうぞ。
Op.637 みんなクラシック音楽が大好きなんだ!ほとんどの人がそう気づいてないだけ - Opus 1123

オーケストラに指揮者が必要なように、「成長を望む人にはコーチの存在が必要だ」となる時代が来ます。残念ながら今の現場では、それを指導担当者の経験や勘に頼っているのが現状です。コーチの存在を当然のものとして受け入れているのは、音楽の世界とスポーツの世界だけではないでしょうか。

指導者とコーチの一番の違いは、自分がやるかやらないか という点です。

経験と勘に頼っている指導者は、「自分がやるのと同じようにしろ」という教え方になりがちです。かと言うわたしもそうしてしまう人間の一人ですが。

一方、コーチは相手の可能性を引き出すことに尽力します。そうすることで、自分の経験を横に置いて、相手がもっとも成長できる関わり方が可能になります。

このようなコーチング的な関わり方は、結果が見えるようになるまで時間がかかります。きっと指揮者も「自分がやったほうが早い」と思うこともあるでしょう。でも、そうしません。自分は本番では音を出せないからです。そして、奏者の力を引き出すことで美しいハーモニーが創りだされることを知っているからです。

指揮者が音を出さないように、指導者も「成長するのは自分ではない」ことを意識するべきです。その意識が徹底できれば、オーケストラのように、すべてが調和したすばらしい結果が導かれることになるでしょう。

    最後まで読んでいただき ありがとうございました。

    何か一言添えてシェアしていただけると幸いです。

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