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コーチ養成プログラムを3ヶ月受講して学んだこと

  • コーチング

study the coaching

部下を育てる。生徒を育てる。子どもを育てる。人を育てることには誰しも興味があると思う。人を育てる方法として近年、「コーチング」という言葉をよく聞くようになった。企業内研修やメディアでも取り上げられているので、どんなものか知っている人もいるかもしれない。

わたし自身、学習塾で勉強を教えるという立場で生徒を育てることにたずさわっているし、なにより自分を育てることに非常に感心があったので、今回、日本コーチ連盟コーチアカデミーの「コーチ養成プログラム」を受講することにした。

コーチアカデミー | コーチングを学びたい方に 日本コーチ連盟

4月から受講しはじめ、3ヶ月経った現在、同プログラムの基礎コースを修了した。7月末から応用コースがはじまるが、その前にコーチングについてこの3ヶ月間で学んだことをまとめようと思う。

コーチングは「技術」である

コーチングとは、個人が持つ意欲を成長や目標達成の原動力に変えるコミュニケーション技術である。コミュニケーションと聞くとどうしても経験や勘、相性、気分などに頼りがちになるが、「技術」というからにはそこにコーチング独特のルールやテクニックが存在する。これはスポーツや料理に似ていると、わたしは感じている。

コーチングを学ぶ人はまず、従来のコミュニケーションとコーチング的コミュニケーションを住み分けで苦労することになる。わたしを含めた受講生もこれに約1ヶ月間頭を悩ませることになったし、今でも気を抜くとついフツウのコミュニケーションを取ってしまう。

コーチングの技術は「傾聴」「承認」「質問」に分類される。どれも聞き慣れた言葉だが、その中身は一般的な解釈と大きく違う。何が違うかというと、コーチングとは相手を理解しないコミュニケーションである、という点である。相手を理解ようとしない傾聴や質問とはどんなものか、まったく想像がつかないだろう。「そもそも『相手の立場になって』というのが間違い」と言われてしまうと、一体何をすればいいのだろうか。こう考えてしまうとき、実は従来のコミュニケーションに縛られている状態であると言える。

先ほど「コーチングはスポーツに似ている」と言ったのはこの点で、アメフトにラグビーのルールを適応しても仕方がない。見た目は似ているかもしれないが、これらはまったく別ものと割りきらなければならない。コーチング的コミュニケーションをしている間はコーチングの技術を実践し、従来のコミュニケーションを持ち込まないよう気をつける必要がある。

コーチングの特性は「刺激」

コーチングの特性は、相手の心を見透かすことでも、都合のいいように操作することでもなく、相手を刺激することにある。先の話とあわせると、コーチングは理解よりも刺激を優先する。相手の心、特に無自覚な部分を刺激することで自己開示を深めるのが、コーチングの目的のひとつである。 その無自覚な部分にこそ、自身を成長に導く意欲の塊が存在すると考えられている。

コーチングによって刺激される部分は、その人にとって「当たり前」と思ってることが多い。当たり前だと思っていることには意識が向きにくく、また無意識なまま他人にそれを押し付けていることも少なくない。その当たり前を刺激されることは新鮮な驚きであり、人によっては不快な感情を持つこともある。「遅刻するときは、前もって連絡を入れるのが"当たり前"だ」という考えに対して、「"当たり前"とはどういうことですか?」と聞かれてあなたは冷静でいられるだろうか。

人と人は「異文化交流」である

もっとも大切にしたいもの、不安に感じるものは人によって大きく違う。わたしはそれを、エニアグラムのワークショップを通して実感した。エニアグラムは人の個性を9つのタイプに分類するツールだが、感じ方や考え方の違いを確認するのに有効である。自分と違うタイプの人を観察すると、互いに理解し合うことはとてもできないだろうと悟ることになると思う。

こんなとき、人とのコミュニケーションは「異文化交流」であると考えるべきだ。海外に出れば、タトゥーの店員に出会っても、トイレのドアが壊れていても、「価値観や文化が違うから」とこちらから適応することができる。しかし、価値観が似たもの同士ではどうしても度量が小さくなりがち。その状態でコーチングをしても、うまくいかない焦りから他者操作や「当たり前」の押し付けに陥ってしまう。人とのコミュニケーションを「異文化交流」であると考え、考え方の違いを楽しむくらいの余裕がコーチングには必要である。

そもそもコーチングは、相手を刺激するコミュニケーション技術で理解は必要としていない。コミュニケーションのなかで「理解できない」と感じても、考え方の違いを受けとめて相手への刺激に繋げられればコーチングとしては成功である。

さいごに

一般的にコーチングとは「相手を目標達成に導く人材育成術」とされている。実はコーチングはこの概念だけが世間に伝わり、そのためのアプローチに決まった方法はない。そのため、コーチングを伝える団体によって言うこと違っていたりする。わたしの受講した日本コーチ連盟ではコーチングの考え方や概念など基礎研究に重きをおいているため、少し理屈っぽく感じる。

しかし、簡単に実践できるテクニックだけを学んでもコーチングはうまく機能しない。時間をかけてでも基礎の心構えを習得したほうが、コーチングの本来の効果を発揮できると、今は確信している。

コーチアカデミー | コーチングを学びたい方に 日本コーチ連盟

    最後まで読んでいただき ありがとうございました。

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